この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

カロリーメイトは、その名の通りカロリーが高く、さらに栄養価も高い食品ですので、太りたい時の食べ物としてピッタリだと思っている人も多いのではないでしょうか。

とはいっても、カロリーメイトのカロリーは他の食品に比べるとそこまで高くないような気もしますし、

「太りたい時にカロリーメイトを食べて、本当に太れるの?」

と、その効果を疑問視する声も多く、いまいちピンとこないという人も多いようです。

このページでは、「カロリーメイトを食べると本当に太ることができるのか」ということと、「太りたい時に効果的にカロリーメイトを活用するための方法」を紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

カロリーメイトってどれくらいのカロリーなの?

カロリーメイトとは、体に必要な5大栄養素をバランスよく手軽にとることができるように計算されたバランス栄養食品です。

プレーンのほかにチーズ味、フルーツ味、チョコレート味、メープル味がありますが、味の違いに関係なく、1本あたり20gで100kcalになっていて、カロリー計算がしやすくなっています。

4本入りの場合、1箱当たりのカロリーは80gで400kcal。2本入りの場合は、1箱あたり40gで200kcalが摂取できます。

ごはん100gのカロリーがおよそ168kcalあることを考えると、カロリーメイトは同量の100g=5本で500kcalですので、カロリー的にはそれほど低いとも言えないのではないでしょうか。

ごはん100g分のカロリーを、カロリーメイト2本で摂取できると考えればわかりやすいかもしれないですね。

ただし、カロリーメイトに含まれている栄養素(4本80gあたりの数値)を見てみると、たんぱく質 8g~8.7gほどですし、脂質も21.9g~22.6g程度。

糖質は少し高めで40g~41.7gほどありますが、それでもごはんの100g中の糖質が37gくらいであることを考えるとそれほど多いとはいえないため、毎日1箱4本ずつ食べるとしても、太るためのサポート食品としては少し効率が悪すぎるという印象です。

カロリーメイトは本来、たくさんの栄養素を取り入れながら、健康的にカロリー調節することを目的として作られているため、がりがりに痩せている人が太るために時に活用する場合は、工夫が必要になるでしょう。

味も美味しく、種類もいくつかある上に、携帯していつでも食べることができるカロリーメイトはとても便利な食品ですが、腹持ちがいいように作られているため、食べる時間帯によっては満腹感を感じてしまい、普段の食事量が減ってしまう可能性があります。

カロリーメイト1箱4本分のカロリーである400kcalを、運動で消費しようとすると確かにとても大変ではあります。

しかし、カロリーメイトで空腹が満たされて食事を抜いてしまうということになれば、結果的に通常の食事1食あたりのカロリーよりも少ない量でのカロリー摂取となりますので、太ることにはつながりません。

食事に影響を与えないようにするため、2本で40g、1箱あたりのカロリーが200kcalのタイプを活用したり、ゼリータイプやドリンクタイプのカロリーメイトなど、食べるタイプではなく飲む感覚のものを選ぶことで、満腹感が得られにくくなりますので、状況に合わせた活用方法を考えるようにしたいですね。

カロリーメイトを上手に活用するための方法とは?

4本食べると400kcalが摂取できるカロリーメイトですが、太りたい時のサポート食品として活用する場合には、食べ方や食べる時間帯を工夫することで上手く活用することができます。

夜は活動量が少なくなりますので、夜のうちにたくさん食べると太りやすいということは、多くの人が知っていますよね。

例えば、そのような太り方をするとしても、脂肪が多く、不健康に太ってしまったのでは、今度は病気や健康面での心配が出てきます。

そこで、カロリーメイトの出番です。

栄養バランスが優れたカロリーメイトであれば、脂質を取りすぎることなくカロリーを摂取することができますので、

食後のデザート代わりや、小腹がすいて夜食が欲しくなった時に食べることで、健康的に太っていくことが可能となります。

複数のビタミンやカルシウム、鉄分やマグネシウムを寝る前に吸収しておくと、寝ている間に行われる細胞の修復などに活用されます。

効率的に筋肉を増やしていきたい時に役立ちますし、骨を丈夫にすることにもつながりますので、よりしっかりとした体作りをサポートしてくれる効果もあります。

カロリーメイトにも含まれているリンは、体内でも重要な働きをする栄養素で、骨や歯を作るために役立っているだけではなく、筋肉がエネルギーを生み出す時にも欠かせない存在です。

ビタミンB12も筋肉量を増やしたり、持久力を養うために欠かせない栄養素ですので、夜のうちに吸収して体内に蓄えておくことは、より効率的に太った体を目指すためにはとても効果的です。

朝食と昼食の間や、昼食から夕食までの間食として用いるのもいいですし、激しい運動をした後などにも、すぐにカロリーメイトで栄養を補給するようにすれば、運動によって消化されて不足した栄養を補うために、体の筋肉や骨が分解されてしまうことを防いでくれますので、体が細くならずにすみます。

自転車や徒歩で通勤通学している人や、部活動やジムで定期的に体を動かしている人などは、その後に1本食べるようにするといいですね。

どこにでも持ち運べる便利さを活かし、常にカロリーメイトを携帯して、食事の邪魔にならない程度に空腹を感じた時に1~2本食べて、カロリーと栄養を取り入れるようにすれば、効率的に体を太らせることにつながります。

ゆっくり食べている時間が取れない人は、ゼリータイプやドリンクタイプを活用するといいですね。

SPONSORED LINK

カロリーメイトを使うのが向いている人とは?

体がぐんぐんと成長していく中学生ぐらいの年頃は、栄養が不足しやすくなる時期です。

1ヶ月の間でもかなり身長が伸びる人がいるほど、細胞が活性化していて、成長ホルモンの分泌もしっかりと行われている時期ですので、体を作るための栄養素が偏ったり不足していれば、途中で成長が止まってしまったり、十分に成長することができない可能性が考えられます。

骨が十分に育たなければ、その周りの筋肉や脂肪を支えることができないため、筋肉量を極端に増やすということが叶わなくなります。

脂肪も消費されにくくなり、そのまま体に脂肪が蓄積してしまうと運動がしにくくなったり、膝に負担がかかるなど、結果的に体が大きくなることを妨げてしまうでしょう。

成長を止めてしまうリスクを避けるためにも、中学生ぐらいの成長期には積極的にカロリーメイトを取り入れていくのがオススメです。

朝食を食べてもすぐにお腹がすいて、昼食まで我慢できないぐらい消化や代謝もいい時期ですので、間食として食べるのにも適しています。

部活の朝練などがあって、早起きするとなかなか朝食がとれないという人もいるでしょう。

そんな時にもカロリーメイトを持って行って、朝練後に食べるようにすることで、昼食までのエネルギーを補給し、疲労の回復にも役立ちます。

また、格闘技の競技者は特に食事の内容に気を付けなければいけません。バランスよく栄養を取り入れてしっかりと筋肉をつけて体を大きくしなければ、試合や練習中のケガにつながる可能性もあります。

トレーニングの前後にカロリーメイトを食べることで、持久力の維持につながったり、筋肉修復に役立てることもできますし、疲れをすぐに回復させたい時の栄養補給もできるため、カロリーメイトは格闘技を行う人たちにも向いている食品であると言えます。

時間や場所を気にせず、いつでも取り入れられる手軽さも便利ですよね。

カロリーをあまり取らないようにしながら、筋肉は衰えないように必要な栄養だけは補給したいという場合にも、カロリーメイトを活用することができます。

競技や試合中に空腹を感じてしまうと、どうしても集中できず力を発揮できなかったり、注意力が散漫になって危険ですので、

気軽に取り入れて空腹を満たすことができるカロリーメイトは、体を大きくする以外にも活用するメリットがあります。

カロリーメイトよりもサプリメントがおすすめ?

カロリーメイトには、体が必要とする栄養成分のうち、11種類のビタミンと6種類のミネラルやたんぱく質、脂質、糖質も含まれています。

ビタミンに関しては、4本入りの1箱分で、1日に必要となる量の約半分ほどが得られるように工夫されています。

気軽に食べやすいようになっていますが、口に入れるともっさりしていて、水分が欲しくなる感じがするように、それだけで食べるには多少の食べにくさがありますし、腹持ちがいいため、それほど多くの量を食べることはできません。

食べにくい感じがするものを、毎日食べ続けるのは大変だと感じる人もいるでしょう。

味にバリエーションがあるとは言え、もっさりとした食感は変わりませんので、結局飽きてしまったり、その食感が長続きしない理由になることもあります。

その点、サプリメントはカロリーメイトに比べると大きなメリットがあります。

カロリーメイトとサプリメントを比較した時に、サプリメントが優れている一番のメリットは、どんなタイミングでもすぐに飲める飲みやすさです。

栄養成分が凝縮されていて、消化吸収率もいいように作られていますし、何よりも、食事を食べた後の満腹感のある時にも抵抗なく取り入れられるというのは大きなメリットですよね。

サプリメントであれば、それぞれの体の状態に合わせて、本当に必要な補いたい成分が含まれているものを選んで購入することができるため、不要な栄養素を過剰に摂取してしまうという心配もありません。

ビタミンやリン、ナトリウムやカルシウムなどは体に必要な成分ではありますが、過剰に摂取することによって体に悪影響を及ぼすこともある栄養素です。

他の食事や間食との食べ合わせによっては、多くの栄養素を含むカロリーメイトでは特定の栄養素が過剰となった結果、脂肪や筋肉の分解を進めてしまい、体の線を逆に細くしてしまう可能性も出てきます。

サプリメントは栄養成分が複数含まれているものや、単体で構成されているものなどがあり、たくさんのメーカーから多くの種類が販売されているため、個々の体に合わせて栄養を補うことができます。

サプリメントの種類によっては、カロリーメイトには含まれていない成分の補給も可能です。

継続的な利用をするためにストックしたい時にも、カロリーメイトはどうしてもかさばりますし、一般的には店頭に並んだカロリーメイトよりはサプリメントの方が賞味期限も長い場合が多いので、

長期的に続けることを考えてもサプリメントの方が利便性は高いと言えそうですね。

まとめ

栄養成分をバランスよく摂取したい時にはカロリーメイトが役に立ちますが、効率的に体を大きくするするために、必要な栄養素だけを摂取したい時には向かない場合もあります。

筋肉を大きくするためには、高タンパクで低脂質な食事をとり、運動の前後にもたんぱく質を摂取することが重要ですが、カロリーメイトに比べると、サプリメントの方が摂取量をコントロールしながら、取り入れやすいという面があります。

食事が満足に取れず、複数の栄養素が不足しているような時にはカロリーメイトが適していますが、計画的な体作りをしたい時には、圧倒的にサプリメントの方が利用しやすいので、ガリガリな体型から健康的に太りたい場合には、カロリーメイトではなく、サプリメントをメインで活用する方が効率的だと言えそうです。

充分な食事と合わせて、サプリメントで必要な栄養だけを摂取していくというのが、健康的に太っていくために一番オススメできる方法です。

太るためにカロリーメイトの活用を考えているのであれば、そちらは夜食や間食としての利用程度に考え、もっと効率よく体作りに活用することができる、サプリメントの利用を検討してみるといいかもしれません。